天王寺駅は、JRの環状線・阪和線・関西本線をはじめ、地下鉄御堂筋線・谷町線、近鉄大阪線など、数多くの路線が交わる大阪有数のターミナル駅です。
たくさんの人が乗り換えに使うこの駅では、電車に遅れないためにも「時間を知る手段」が重要になります。
しかし、そんな天王寺駅周辺には、
「え、これ時計だったの!?」と驚いてしまうような、ちょっと変わった時計がいくつかあるんです。
今回は、そんな“気づかれにくいけど味のある”時計たちをご紹介します。
あべちかの花時計
地下鉄谷町線へと向かう地下街「あべちか」。
その一角にあるのが、「花時計広場」に設置されたあべちかの花時計です。

御堂筋線や近鉄線、阪堺線などが通る南側の地下街に比べると、谷町線利用者しか通らないことも多いため、意外と見逃されがち。
さらに、JRからの導線と垂直方向に設置されているため、乗り換えでサッと通過すると気づかないこともあるかもしれません。
でも、実はこの時計、よく見るととってもおしゃれで可愛らしいデザイン。
イベントやキャンペーンの会場にもなることがあるので、時間があればぜひ立ち寄ってみてください。
JR天王寺駅東口の壁面にあるデジタル時計
近鉄阿部野橋駅からの乗り換えでよく使われる、JR天王寺駅の東口。
その入り口、新宿ごちそうビルの向かいの駅舎の壁に、なんと小さなデジタル時計があるんです!

これ、ほんとに小さいので、私もつい最近まで気づきませんでした。
でも、横断歩道の前で信号待ちをしている人たちにとっては、電車の発車時刻までの目安になるありがたい存在。
デジタル表示で視認性は高いのですが、(もう少し大きくてもいいんじゃない?)と個人的には思ってしまいました。
「新宿ごちそうビル」の入り口上の時計
さて、3個目は先ほどのアナログ時計のちょうど向かい側。
新宿ごちそうビルにある時計です。

…時計…気づきましたか?

そう、これ時計なんです!!
数字はなく、針の先が丸く、正確な時刻を伝えるのにはちょっと不向きなデザイン。
しかも、周囲に飾られているカラフルな装飾の一部と見間違えそうで、完全に背景化しています。
とはいえ、時計としての機能はちゃんと果たしていて、しっかり時間を刻んでいる健気な存在。
目立たないけど、なんだか愛着の湧く時計です。
近鉄百貨店地下入口の“天井時計”
最後に紹介するのは近鉄百貨店の時計です。
見てください。JR駅から、地下に降りて行ったところです。
ここにもう時計が移っているのですがわかりますか?

それでは2枚目ドン。

なんと天井に時計があるのです。
これがまた不思議で、文字盤は半分しかなく、数字も大きくて針から遠いため、非常に見づらい…。
なぜ天井に?なぜこのデザイン?と、ツッコミどころ満載ですが、こういうアート性のある時計も、街の個性のひとつかもしれませんね。
通りがかるだけでは気づきにくいので、近くに来たときはぜひ上を見上げてみてください(笑)
おわりに
いかがでしたか?
今回は、「天王寺駅周辺にある“ちょっと変わった時計”たち」を4つご紹介しました。
目立たない場所にあるけれど、それぞれに個性や意義のある時計ばかりです。
天王寺に行かれる際は、ちょっと周りを見回してみると、
いつもと違う発見があるかもしれませんよ。
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